統合失調症
統合失調症は、幻聴・妄想・思考の混乱などを特徴とする脳の疾患です。 100人に約1人が発症するといわれており、適切な治療と支援によって 社会生活を送ることができます。早期発見・早期治療が予後を改善します。
統合失調症とは
統合失調症は、思考・感情・行動・知覚などの精神機能に障害が生じる疾患です。 脳内のドーパミンなどの神経伝達物質のバランスの乱れが関係していると考えられています。 10代後半〜30代での発症が多く、早期の治療開始が回復に重要です。
主な症状
陽性症状(過剰な機能)
- 幻覚(特に幻聴:自分の行動を批判する声や話し声が聞こえる)
- 妄想(根拠のない強い思い込み:「監視されている」など)
- 思考の混乱(話が脈絡なく飛ぶ、まとまりがない)
- 異常な興奮・行動
陰性症状(機能の低下)
- 感情の平板化(表情が乏しくなる)
- 意欲・自発性の低下
- 言葉数の減少
- 社会的引きこもり
- 日常生活能力の低下
治療方法
統合失調症の治療の中心は抗精神病薬による薬物療法です。 薬物療法によって陽性症状をコントロールし、再発を予防することが重要です。 薬を自己判断で中断すると再発のリスクが高まるため、継続的な服薬管理が必要です。
薬物療法に加えて、日常生活技能訓練(SST)・デイケア・就労支援など 様々な社会的支援を組み合わせることで、地域での自立した生活を目指します。 家族への心理教育も回復を支える重要な要素です。