双極性感情障害(躁うつ病)は、精神疾患の一つで、気分が極端に高揚する「躁状態」と、深く落ち込む「うつ状態」の両方が周期的に現れるのが特徴です。躁状態では、異常に高揚した気分や過剰な自信、衝動的な行動が見られ、一方、うつ状態では、強い抑うつ感、無力感、そして希死念慮が現れます。この気分の極端な変動により、日常生活や社会的な機能が大きく影響を受け、生活の質が低下することが多いです。
症状
- ・異常に高揚した気分や多幸感
- ・過剰な自信や誇大感
- ・非常に多弁で、思考が速くまとまらない
- ・衝動的でリスクの高い行動(浪費、無謀な行動など)
- ・睡眠が少なくても疲れを感じない
- ・イライラや攻撃性の増加
- ・深い抑うつ感や絶望感
- ・活動や興味の著しい喪失
- ・極度の疲労感やエネルギーの欠如
- ・自己評価の低下や罪悪感
- ・自殺念慮や希死念慮
- ・集中力や意思決定能力の低下